スキンケア

【朝洗顔は必要?】肌と汗の関係

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立秋も過ぎて朝夕の風が涼しくなってきました。
みなさんは朝洗顔していますか?

ビューティフルスキンでは、ぬるま湯もしくは洗顔料での朝洗顔をおすすめしています。
理由は、寝ている間に分泌された「汗」にあります。

今回は「汗」と肌の関係を詳しく説明します。

そもそも汗とは?

汗は、人間の体温を一定に保つために分泌される大切な機能です。とくに汗をかいていなくても、目に見えない程度に不感発汗して蒸発によって体温を調整することもあります。
私たちは知らないうちに、汗をかいているのです。

敵にも味方にもなる汗の成分

汗の成分の99%は水分です。肌を加湿してバリア機能の維持にも貢献します。
残りの1%は、塩素やアンモニアなどのほか、肌の天然保湿因子(NMF)を構成するナトリウム、カリウム、尿素、乳酸が含まれます。水分が蒸発したあと、これらの成分が肌に残ります。

汗は肌の健康に役立つ成分を持つ一方で、時間の経過で性質がかわるものもあります。例えば、乳酸は初期の汗に多くて肌のpHを酸性に保つ機能がありますが、発汗量が増えると重炭酸イオンの濃度があがってアルカリ性に傾いて刺激になることがあります。


起床時の肌には、汗の成分だけでなく酸化した皮脂やチリやホコリも付着しています。
まずは洗顔して清潔な状態にしてから日焼け止めやメイクを始めましょう。

【参考文献】
A. Watabe et al.,”Sweat constitutes several natural moisturizing factors, lactate, urea, sodium, and potassium”, Journal of Dermatological Science 72, 177-82(2013).

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