【マスクで起こる肌変化】今やっておきたいスキンケア
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美肌理論
美肌ホルモン「マイオネクチン」
血液と肌細胞を調べたところ「マイオネクチン」というホルモンが血液成分として皮膚に運ばれて、メラニンの生成を抑えることが示唆されています。
さらに、体の筋肉量が多いほどしわや毛穴の目立ち、色ムラ、炎症などが少ないことも明らかになっています。
しかし、なぜ顔の筋肉ではなく体幹や下半身の筋肉なのでしょう?
名古屋大学の研究チームによる「運動による心臓病の改善メカニズム」の研究で、筋肉から分泌される「マイオネクチン」は骨格筋でつくられることも明らかになっています。
骨格筋は骨の可動部分について姿勢を保ったり運動するときに働く筋肉で、体幹や下半身に多い筋肉です。だから、体幹や下半身の筋肉が多い人が顔のしみが少なかったのです。
筋肉でつくられる「マイオネクチン」以外のホルモンも、ハーバード大学をはじめとした多くの機関が研究を進めています。
抗炎症や免疫力の向上、脂肪の燃焼などさまざまな効果が証明されていて今後、美容やアンチエイジングなどへの応用が期待されています。
美肌づくりのためにも毎日のスキンケアにプラスして、効果的な筋力アップを心がけましょう。
※参考文献※
Myonectin is an exercise-induced myokine that protects the heart from ischemia-reperfusion injury
名古屋大学大学院医学系研究科(研究科長・門松健治) 分子循環器医学寄附講座 大内 乗有寄附講座教授、循環器内科学室原 豊明 教授、大高 直也 大学院生らの研究チーム